パタンナーに求められるスキルは、デザインを正確に型紙におこせる技術力です。就職などで自分のスキルをアピールするためにも、パタンナーを目指している方が取得しておくとよい資格を紹介していきます。
パターンメーキング技術検定は、財団法人日本ファッション教育振興協会が主催しています。レベルは1級から3級まであり、パターンメーキングに必要な用語と知識、理論、製図作製、CAD、実技などのほか、ファッション業界に関する総括的な内容も出題されます。
特に1級は、実務を数年間経験しないと合格できないような高度な知識と技術が必要となるため、1級を取得できれば指導者として活躍することも可能です。
パターンメーキング技術検定は、学歴などは問わず誰でも受験することができます。
問題集があるので独学でも勉強できますが、実際は知識だけでなくアパレルCADやパターン製作の実技もあるため、服飾専門学校などで教育を履修した方のほうが有利です。さらに1級になると実務を数年間経験した方を対象にした高度な出題レベルとなります。
2級と3級の受験は北海道から沖縄までの全国各地で受けられますが、1級の受験会場は東京と大阪の2カ所だけです。
パターンメーキング技術検定の受験費用は、1級から3級まで次の通りです。
※2025年1月10日調査時点の費用
※参照元:財団法人日本ファッション教育振興協会公式HP(https://www.fashion-edu.jp/pt/ )
CAD利用技術者試験は、一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催する資格試験です。
CADのシステムに関する正しい知識と技術力を認定するための試験となり、2次元CADと3次元CADの2通りの検定に分かれています。
2次元CADの試験は1級と2級、基礎の3レベルがありオペレーターに必要な設計や製図に関する問題が出題されます。1級になると「建築」と「機械」、「トレース」の3分野から目指す業界を選択して受験することになります。CAD利用技術者検定を取得すれば、CADの操作だけでなくシステムの知識やネットワーク知識もあるとアピールできます。
2次元CAD利用技術者試験の「2級」と「基礎」の受験は誰でも受けることができますが、1級は2級を取得している方でなければ受験できません。
「基礎」レベルであっても、CADシステムの知識と利用、動作のためのコンピュータシステムやネットワーク知識、製図と図形の基礎知識が必要となります。そのため専門学校や資格試験向けのスクールなどでCADの履修をしたほうが有利です。
「基礎」は基本的にIBT方式(在宅受験)での受験となりますが、「1級」と「2級」はCBT方式(会場受験)になります。
2次元CAD利用技術者試験の受験費用は次の通りです。
※2025年1月10日調査時点の費用
※参照元:一般社団法人コンピュータ教育振興協会公式HP(https://www.acsp.jp/cad/ )
「パターンメーキング技術検定」や「CAD利用技術者試験」には、受験用の問題集やテキストがあるため独学でも資格を取ることは可能です。
しかし、これらの試験には基礎知識だけでなく、実際に製図を描いたり実技を伴うことが多く独学ではカバーしきれない部分があります。そのためパタンナーを目指すのであれば、プロの指導者から効率的に学べる専門学校への進学をおすすめします。
明確な目標が決まっている人、なんとなくファッションに関係する仕事で働きたいと思っている人…。
専門学校を目指す今の気持ちも、目指すゴールもそれぞれだからこそ、あなたに合った学校に通うことが大切!
ここではみなさんの夢をサポートする大阪のファッション専門学校を3校ご紹介しています!
※1「Asia Fashion Collection 11th」グランプリ、「The 4th Korea Textile・Fashion Design Contest」グランプリ、銅賞、奨励賞、「第98回 装苑賞」装苑賞(グランプリ)。参照元:大阪文化服装学院(ヴォートレイル ファッション アカデミー)(https://www.osaka-bunka.com/education/point-contest.html)
※2参照元:大阪モード学園 https://www.mode.ac.jp/osaka/joblicense/license
※3参照元:大阪モード学園 https://www.mode.ac.jp/osaka/joblicense/support