3Dモデリストを目指すために取るべき資格は？

パターンを高精度な3DCGに製作する技術を持つ3Dモデリストは、デザイン制作や広告、ファッションショーなど幅広い活動ができる仕事です。そんな3Dモデリストを目指すために取得しておくと有利になる資格を紹介していきます。

3Dモデリストに必要な資格

ファッション3Dモデリスト資格

資格試験の概要と資格取得のメリット

「ファッション3Dモデリスト資格」は、一般社団法人 ファッションデザインエンジニアリング協会が主催しています。1級から3級までのレベルに分かれており、アパレル向けの3DCADツール「CLO」を取り入れた資格試験です。全ての級の試験で筆記と実技が出題されます。

開発段階から3Dサンプルや着装シミュレーションができるようになるこの技術は、ワークフローのコストダウンにもつながるため企業から注目されている職種です。そのため、3Dモデリストの資格は就職に有利になることでしょう。

取得方法

ファッション3Dモデリスト資格の3級は、学歴などを問わず誰でも受験することができます。その後の2級受験は3級資格所持者、1級受験は2級資格所持者が対象となります。

独学での合格が不可能というわけではありませんが、知識だけでなく実際にPCでCLOを操作しないと理解できないことも多いため、3DCADのCLOを学べる専門学校や大学に進学する方が効率的です。

受験費用

ファッション3Dモデリスト資格の受験費用は次の通りです。

• 1級：20,000円（税込）
• 2級：20,000円（税込）
• 3級：20,000円（税込）

※2025年1月10日調査時点の費用

※参照元：一般社団法人 ファッションデザインエンジニアリング協会公式HP（https://fdea.tokyo/exam-test/ ）

パターンメーキング技術検定

資格試験の概要と資格取得のメリット

パターンメーキング技術検定は、財団法人日本ファッション教育振興協会が主催しています。レベルは1級から3級まであり、パターン制作に必要な知識や理論、製図作製、CAD、ファッション業界全般に関する内容も出題されるため、服飾の構造や設計の理解度を深めることができ、より精密な3Dモデリングやシミュレーションに役立てることができます。

ファッション業界の3Dモデリストを志望するなら、パターンメーキング技術検定を取得して損はありません。

取得方法

パターンメーキング技術検定は、どの級からであっても誰でも受験することができます。

受験に挑むには問題集で学習する方法もありますが、パターン製作の実技もあるため専門学校や服飾科のある大学などで本格的にパターンの勉強をした方のほうが有利です。

受験費用

パターンメーキング技術検定の受験費用は、1級から3級まで次の通りです。

• 1級：22,000円（税込）
• 2級：15,950円（税込）
• 3級：15,400円（税込）

※2025年1月10日調査時点の費用

※参照元：財団法人日本ファッション教育振興協会公式HP（https://www.fashion-edu.jp/pt/ ）

3Dモデリストになるための資格を独学で取れる？

3Dモデリストになるのに役立つ資格の取得は独学でも不可能ではありません。しかし、「ファッション3Dモデリスト資格」には専用の3DCAD操作の実技が、「パターンメーキング技術検定」でもパターンの実技があります。内容も決して簡単でないため、独学よりもプロから指導を受けられる専門学校に通うことをおすすめします。

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