ファッションデザイナーになるのに必ずしも資格が必要というわけではありません。しかし、服飾デザインやパターンメイキング、色彩などの知識があると証明するには、資格を取得しておくほうが就職に有利に働く可能性が高まります。
こちらでは、数あるファッション・アパレル系資格の中からピックアップした検定や資格をいくつか紹介していきます。
「ファッションデザイナー資格認定試験」は、日本デザインプランナー協会が主催しています。
この試験では、洋服のほかにネクタイや靴、帽子などファッション全般のデザインの名称や用語、素材の特徴や機能、コーディネートといった幅広い知識が問われます。
この認定資格を取得すれば、ファッションに関する知識があることを証明でき、ファッションデザイナーをはじめ、アパレル・服飾関係の就職でアピールすることができます。
ファッションデザイナー資格認定試験は、基本的に独学で挑むこともできます。受験資格は特になく、調査した限り専門学校や通信教育での取り扱いはないようです。
資格試験は2カ月おきに実施されており、日本デザインプランナー協会の公式サイトからネット経由で申し込み、受験もインターネットを利用するWeb方式で実施されます。
※認定書を希望する場合は別途5,500円必要
※2025年1月10日調査時点の費用
※参照元:日本デザインプランナー協会公式HP(https://www.designshikaku.net/fashion/fashion/ )
「ファッション色彩能力検定」は、財団法人日本ファッション教育振興協会が主催している資格試験です。ファッション業界における色彩をどれほど理解し、実践に活かすことができるかを認定する資格です。1級から3級まであり、1級の試験は実技も伴います。
3級はファッション業界において色彩に関する業務ができるレベル、2級は業務のコンセプトから企画・立案などができるレベル、さらに1級を取得すれば色彩情報を分析して商品企画や店舗の色彩計画を提案できる実践的レベルであると証明できます。
ファッション色彩能力検定は、特に学校に通う必要なく誰でも受験することができます。3級から順に受ける必要もなく、いきなり1級に挑むことも可能。問題集があるので、そちらで学習しましょう。
2級と3級の受験は、公式サイトから願書をダウンロードして全国各地にある指定の受験希望地に出願します。1級はネット経由での申し込みになり、受験会場は東京1カ所だけです。
ファッション色彩能力検定の受験費用は下記の通りです。
※2025年1月10日調査時点の費用
※参照元:財団法人日本ファッション教育振興協会公式HP(https://www.fashion-edu.jp/cl/ )
パターンメーキング技術検定は、財団法人日本ファッション教育振興協会が主催している資格試験です。パタンナーとして、必要な知識と技術を取得しているかを証明する資格です。将来はファッションデザイナーやパタンナーとして活躍したい方におすすめ。
3級の出題はパターンメーキングの用語や寸法などの基礎知識が中心で、2級になるとアパレルCADなども加わり知識と理論、製図の知識と実技が問われます。1級合格は指導者としても活躍できるレベルとなります。ファッションデザイナー志望の方には1級までの資格は必要ないかもしれませんが、自分のデザインがどのようにパターン化されるのか最低限の知識を学んでおくことは大切です。
パターンメーキング技術検定は、特に学校に通う必要なく誰でも受験することができます。問題集で独学することもできますが、2級や3級は製図や実技を伴う高度なレベルとなるため服飾専門学校に通っていたり、服飾業界の職に就いている方が有利になるでしょう。
2級と3級受験は北海道から沖縄まで受験地がありますが、1級の受験会場は東京と大阪の2カ所だけです。
パターンメーキング技術検定の受験費用は下記の通りです。
※2025年1月10日調査時点の費用
※参照元:財団法人日本ファッション教育振興協会公式HP(https://www.fashion-edu.jp/pt/ )
カラーコーディネーター検定は、東京商工会議所が主催する検定試験です。色の特性やコーディネートなど、ファッションデザイナーに必要な色彩の知識と効果を知ることができます。
「スタンダード」と「アドバンス」の2つの試験があり、スタンダードは色彩に関する基礎知識、アドバンスはビジネスにおける色の効果や応用などを問いていきます。
色彩の効果を知っておけばアパレルや服飾関係だけでなく、幅広いビジネスシーンに活かすことができます。
カラーコーディネーター検定は、学校などへ通わなくても誰でも受験ができ、公式テキストを使って独学で学習が可能です。
受験は年2回実施され、在宅や勤務先のPCから受験できる「IBT方式」と、全国各地のテスト会場で受験する「CBT方式」から選択することができます。
カラーコーディネーター検定の受験費用は次の通りです。
上記はIBT方式の受験料で、CBT方式の場合は2,200円の利用料が加算されます。
※2025年1月10日調査時点の費用
※参照元:東京商工会議所公式HP(https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/ )
服飾士資格は、色使いや着こなし、デザインなどの服飾に関する知識を一定レベル以上有することを証明する資格です。服は単なる衣類ではなく、個性やキャラクターを表現する重要な要素であり、TPOに合わせた服装が求められます。
資格を取得することで、自身のファッションセンスを磨くだけでなく、服飾の歴史や役割についての知識を深めることができます。また、講師活動を通じて、服飾に関する知識を他者に伝える機会も得られます。
服飾士資格は、特に専門学校などに通う必要はなく、誰でも受験可能です。試験は在宅で受験できるため、仕事や学業と両立しながら学ぶことができます。独学での受験も可能ですが、ファッションに関する基本的な知識があるとよりスムーズに学習を進められるでしょう。
服飾士資格の受験費用は以下の通りです。
※2025年2月27日調査時点の費用
※参照元:日本インストラクター技術協会公式HP(https://www.jpinstructor.org/shikaku/fashion/)
洋裁技術認定は、洋裁に関する知識や技術の習得レベルを測るための資格試験です。本試験は学内での学習成果を評価する目的で実施されており、受験者の技術力を「初級」「中級」「上級」の3つのレベルに区分して認定します。
資格を取得することで、洋裁技術の基礎から応用までの習熟度を証明でき、実践的な技術力を身につけることができます。洋裁に興味がある方や、将来的にアパレル業界での活躍を目指す方にとって有益な資格となるでしょう。
洋裁技術認定試験は、⽇本ファッション教育振興協会が認定した学校に在籍している学生のみ受験可能です。試験は各認定校で実施されるため、外部からの受験はできません。試験は筆記形式で行われ、学んだ知識をしっかりと理解しているかが問われます。
洋裁技術認定の受験費用は以下の通りです。
※2025年2月27日調査時点の費用
※参照元:⽇本ファッション教育振興協会公式HP(https://www.fashion-edu.jp/other/)
和裁技術認定は、和裁に関する知識や技術の習得レベルを測るための資格試験です。本試験は学内での学習成果を評価する目的で実施され、受験者の技術力を「初級」「中級」「上級」の3つのレベルに区分して認定します。
資格を取得することで、和裁の基本から高度な技術までの習熟度を証明でき、実践的なスキルを身につけることができます。和裁に興味がある方や、将来的に和服製作や着物の仕立てに関わる仕事を目指す方にとって有益な資格です。
和裁技術認定試験は、⽇本ファッション教育振興協会が認定した学校に在籍している学生のみ受験可能です。試験は各認定校で実施されるため、外部からの受験はできません。試験は筆記形式で行われ、和裁に関する基礎知識や技術が問われます。
和裁技術認定の受験費用は以下の通りです。
※2025年2月27日調査時点の費用
※参照元:⽇本ファッション教育振興協会公式HP(https://www.fashion-edu.jp/other/)
衣料管理士(テキスタイルアドバイザー)は、繊維製品の企画・設計、販売、品質保証、消費者対応などのスペシャリストとして活躍する資格です。繊維製品の素材や生産・流通・消費について体系的に学び、実務に生かせる知識を身につけることができます。
この資格を取得することで、アパレル業界や肌着製造業、百貨店、行政機関、消費センター、染色加工、クリーニング業界など、幅広い分野でのキャリアアップが可能になります。品質管理や商品企画に関する専門知識を持つことで、消費者に信頼される商品開発やアドバイザーとしての役割を果たすことができます。
衣料管理士資格は、日本衣料管理協会が認定した大学・短大で所定の単位を履修することで取得できます。 資格には1級と2級があり、必要な単位数が異なります。
取得には「材料」「加工・整理」「企画・設計・生産」「流通・消費」の4つの分野の学習が必要であり、協会認定のカリキュラムを修了することで資格を取得できます。
衣料管理士の知識は、アパレル業界だけでなく、品質保証や消費者対応といった分野でも活かすことができます。特に、環境負荷を減らすサステナブルファッションや、機能性素材の開発など、繊維業界の進化に対応する人材としての需要が高まっています。
また、繊維製品の品質管理や安全性の確保が重視される中で、専門的な知識を持つ衣料管理士は企業にとって貴重な存在となります。流通や販売の分野でも、消費者に適切な商品を提案できるスキルが求められるため、将来的にも活躍の場は広がっていくでしょう。
※2025年2月27日調査時点の費用
※参照元:日本衣料管理協会公式HP(https://www.ta-shikaku.jp/learning.html)
今回紹介してきた認定や検定は、学歴等に関係なくひとりで学習して受験することができます。
しかし、ファッションデザインや色彩、パターンメイキングなどの知識をゼロから独学で地道に学習するのは難しく、特に製図作製や実技を伴う学習は専門家から学ぶ方がわかりやすく効率的です。
そのため、指導の専門家から学べるファッションデザイン系の専門学校へ通学することをおすすめします。
明確な目標が決まっている人、なんとなくファッションに関係する仕事で働きたいと思っている人…。
専門学校を目指す今の気持ちも、目指すゴールもそれぞれだからこそ、あなたに合った学校に通うことが大切!
ここではみなさんの夢をサポートする大阪のファッション専門学校を3校ご紹介しています!
※1「Asia Fashion Collection 11th」グランプリ、「The 4th Korea Textile・Fashion Design Contest」グランプリ、銅賞、奨励賞、「第98回 装苑賞」装苑賞(グランプリ)。参照元:ヴォートレイル ファッション アカデミー(大阪文化服装学院)(https://www.osaka-bunka.com/education/point-contest.html)
※2参照元:大阪モード学園 https://www.mode.ac.jp/osaka/joblicense/license
※3参照元:大阪モード学園 https://www.mode.ac.jp/osaka/joblicense/support